北志賀 八剣山(1675.8m)、城蔵山(1565m) 2015年10月3日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 8:35 カヤの平−−9:04 北ドブ(湿原)−−9:29 八剣山−−9:41 1630m峰−−10:14 1616m峰−−11:30 城蔵山 11:49−−13:03 1616m峰−−13:33 1630m峰−−14:03 カヤの平

場所長野県下高井郡木島平村
年月日2015年10月3日 日帰り
天候快晴
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場カヤの平に駐車場あり
登山道の有無八剣山まではあり。1630m峰〜城蔵山間は無し
籔の有無強烈な根曲竹と蔓藪が絡み合ってやっかい
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント近くまで遊歩道があるので楽勝かと思いきや、蔓が絡んだ強烈な根曲竹の藪で消耗させられた。地形がなだらか&藪が深すぎて先が全く見えないため読図困難。目印、獣道皆無。山頂部は平坦で明瞭な最高点は無し




八剣山登山口駐車場 案内標識。八剣山ではなく北ドブ湿原と書かれる
案内図。八剣山へは3つの登山口あり 良好な道が続く
北ドブ湿原
水場 1600m鞍部
八剣山山頂(1675.8m三角点) 三角点
八剣山山頂の360度パノラマ展望=樹林に囲まれ展望なし
1620m峰 1620m峰から南へ下る登山道
城蔵山まで1.14km 藪に突入。しかしまだまだ楽勝
1500m鞍部付近。この先から藪が濃くなる 1616m峰。根曲竹がかなり濃い
1600m付近平坦地。一番藪が深く格闘となる 1530m鞍部付近。登りにかかると少しマシな藪へ
1550m付近。相変わらず藪が深い 城蔵山山頂。藪の中に沈む
帰りに見つけたヤマブドウ。いくつかいただいた 1616m峰北側の激藪地帯通過中
やっと登山道に出た! なんて快適な道だろう
駐車場到着


 長野移住後、ようやく涼しくなってきたので雪が来る前に本格的な藪山を目指すことにした。長野北部は雪深いので藪山が多いが、林道等が冬季通行止めでアプローチが悪くなる山を優先したい。そこで思い浮かんだのが志賀高原北部。台倉山等魅力的な藪山が多いが、まずはこの付近の植生を把握するためにもう少しお手軽な山にしたい。そこで候補となったのが城蔵山。ここは北ドブ(湿原)と八剣山(1675.8m三角点峰)を結ぶ遊歩道が割と近くを通っていて、道がない区間は直線距離で約1.1km。手始めにはいい距離と見た。

 登山口のカヤの平は長野市内から比較的近い。志賀高原ではなく木島平の案内に導かれて車を進める。幸い、途中の道は全て舗装されていた。長野市内は低い雲に覆われて天気が心配だったが、こちらは雲の層を突き抜けて秋晴れだ。あとは藪が乾いているかどうか。

 カヤノ平は広いキャンプ場と駐車場あり。北ドブ方面登山口には別の小さな駐車場あり。今日は地形図を準備しておらず古いエアリアマップが頼りだが、しばらくは案内標識が使える。まずは八剣山を目指すが途中で北ドブに立ち寄ろう。

 最初はダケカンバ、次はブナ林で関東とは異なる雰囲気。まだ紅葉には早いが色が変わり始めている。地面付近は笹に覆われているが密度はそれほどではなく、もしルート上もこれと同程度ならそれほど苦労せず山頂に立てそうだ。

 少し下ると草が黄金色に変わった北ドブに到着。尾瀬のような雰囲気を想像していたが、ここはもう少し水分が少ないようで背の高い草が一面を覆っていて水面は見えなかった。写真撮影をしている男性が1名のみ。有名な場所ではないので人は少ない。

 短い湿原を横断すると少しの間は湿原に沿って進み、やがて山道へ。鞍部で湿原を通らず八剣山に至る登山道と合流。ここを右に進めば八剣山。今までの緩やか過ぎる傾斜より少し増したがそれでも程よい傾斜だ。

 登りきると三角点のある八剣山到着。もしかしたら展望があるかと期待したが、周囲は背の高い樹林に覆われて何も見えず。もし展望が開けていれば後立山がずらっと並んだ姿が見えるのだろうに残念。

 往路を戻って鞍部に下り、そのまま直進して1620m峰へと登る。ピークから西に向かう尾根に乗るが、最初だけは地図に記載がない遊歩道があって喜んだが、やがて南へと進路を変えて下ってしまう。さあ、ここからが本番だ。

 まだ笹藪はそれほど濃くなく手で簡単に分けられそう。このレベルが続くのなら問題無し。しかし地形が緩やかで読図が難しかった。尾根が痩せるまではのっぺりした斜面を方位磁石を頼りに進む。藪はそれほど濃くないとは言っても樹林は深く笹は背の高さを越えるので尾根の先の様子は全く見えない。近い周囲の地形を見極めつつ頻繁に方位磁石で進路を確認しながら緩斜面を下っていく。地形図上で明瞭な尾根に乗っているはずの場所でも藪で視界が制限されている関係か、尾根の真上にいるのか判断が難しかった。

 やっと1550m鞍部に到着。といってもここも緩やかなのでどこが最低鞍部なのかはっきりしない。ここから藪が深くなってくる。笹ではなく根曲竹が中心となり、それに蔓が絡んで最悪だ。根曲竹は隙間に足や頭を突っ込めば分けることができるが、蔓は弾力があって引きちぎるのはほぼ不可能。これを跨ぐためには足を高く上げる必要があり疲れる。できるだけ蔓藪密集地帯を迂回するようにしたが、根曲竹が深くて視界がいっそう制限され、どこが薄いのかよく分からない。このレベルになると無雪期ではなく残雪期に歩きたい藪の深さだ。

 進行速度ががた落ちだが山頂までの距離はそれほど長くはないので我慢して藪を掻き分けつづける。同じような藪の風景の連続で写真撮影はほとんど行わなくなった。

 やっと1616m峰に到着。ここで尾根は右に曲がるが藪の深さは相変わらずでがっくり。しかも今までの登りとは違ってまた緩斜面の下り。深い藪で展望無しの状態なので、また読図が面倒だ。方位磁石を首から下げて平坦な藪の中を進む。このピークと下り始めの傾斜が緩い場所が一番藪が深く、しかも読図が難しい場所で尾根の直上か確認するために左右に進路を振りつつ進むが、このレベルの藪では横移動は非常に困難だ。竹の寝ている方向からして、往路では尾根直上より南側を通ったようだ。本当にこの区間の通過には苦労した。

 どうにか1530m鞍部に到着。ここから山頂まで登りなので読図の心配をしなくていいのだけは助かる。藪のレベルは今までと変わらず酷い状態だが、登りでは尾根直上の見極めが比較的簡単にでき、そこは竹がまっすぐ立っているので掻き分けるのが楽だ。ただし蔓が登場すると苦労させられる。

 深い藪を登りきって平坦部に出ると城蔵山山頂部の一角。しかしこれまで同様に深い根曲竹藪に覆われて視界皆無。しかもここは三角点がない。こんな中では山頂を確認するにはGPSが欠かせない。私のGPSは地図無しGPSなので、GPSが指し示す方角を磁石で確認して藪の中を進んでいく。GPSの残距離表示がゼロになってもまだ西側が高そうに思えたので進んでいく。もうこの先は下るという場所まで進んだが深い藪に覆われて人工物は見当たらない。後で調べたら例の如くDJF氏が登っているが、彼は積雪期に登ったので目印を残したとしても竹藪より高い位置だろう。この藪の密度では上を見るのは不可能だろう。

 ほとんど開けた場所は無いので根曲竹の隙間で休憩。直線距離1.1kmに2時間近くかかってしまい予想以上の難敵だった。志賀高原は残雪期に黒湯山に登ったことがあるが、ここの根曲竹藪も凄かった。黒湯山より標高が落ちるのでもう少しマシかと思ったがそんな事はなかった。

 帰りを考えると憂鬱になるが、またあの藪を突破しないと帰れないので出発。藪が深くて地形が読めない下りは特に難しかった。往路では簡単な登りだったのが帰路ではことごとく進路に迷い右往左往。しかも同じ場所でも下りの方が藪が濃く感じられた。尾根が細くないので往路と同じ場所を辿るのは困難で、往路の自分の足跡は全く見かけなかった。

 やっと遊歩道に飛び出したときは本当にうれしかった。想定していたより数段各上の藪だった。う〜ん、志賀高原全体でこのレベルの藪だと長距離はきつい。アプローチが悪くなっても残雪期を狙った方がいいかもしれない。

 遊歩道をルンルン気分で下って登山口へ。駐車場には大型バスが止まっていて団体様の観光客が入っているようだった。広いキャンプ場にはポツリポツリとテントが見られる。夕方の帰りには増えていてバイクのグループのテントもあった。ここは意外に人気スポットらしい。


 今回の藪漕ぎの凄さは家に帰ってからさらに実感。風呂に入ると肌が露出していた顔や首の回り、それに手袋と腕カバーの隙間ができる手首周辺に笹の葉で切った傷が多数あり、お湯がしみて痛かった。過去の笹藪漕ぎでは顔に傷ができた記憶がない。それくらいのレベルだった。今後は顔をガードできる対策を考えた方がいいかな。

 

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